独立開業の手引き
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鍼灸院の場合
目次
- 鍼灸院の開業方法
- 鍼灸師は学校を卒業して、すぐに開業できるものではありません。日本の鍼灸学校は、ツボの名前や位置、治療所の間取り、解剖、消毒方法などを教えるだけのものです。ですから具体的な病気の治療方法については教えません。そこで勉強会などがあるのです。
また開業するには、「どのように宣伝すればよいか」「ツボの主治は」「どのツボを組み合わせれば何の病気が治療できるか」「ツボに治療作用を発揮させるには、どの角度で、どの深さ刺入すればよいか」「そのときに患者の反応はどうなるのか」などの知識が必要です。
- 開業する前に
- まず開業するための前段階ですが、それは開業する前に、あらかたの疾病なら治せるようになっておくことが必要です。
その力がない場合、開業しようとするのは困難です。治せる技術があれば自然に鍼灸院が繁盛するではないかと思われるかもしれませんが、それは雇われ鍼灸師の段階。
自分で開業するには、治療の途中で不良反応も現れますし、それを説得して治癒まで漕ぎ着ける口のうまさも必要です。また最初から患者が来るわけではありませんから、どうやってネズミ算式に患者を増やしたらよいかという経営努力も必要です。
こうしたことを理解できてこそ、治癒するまで患者さんを通院させることができ、治った患者さんは知り合いを紹介してくれるのですが、対応が悪ければ、技術はあっても悪化させる鍼灸院という烙印を押されてしまいます。そうなったら説得技術が身につくまで、あっちこっちを転々と移動しなければなりません。
- 開業時のポイント
- 開業にあたっては、最初は経費を安くするため自宅を改造して開業するのが最善です。それには二階を避け、できるだけバリアフリーにします。
二階では、足の悪い患者さんや腰の悪い患者さんが来ません。エレベーターがあれば、その問題も解消します。
一般にトイレは待合室の横に作れと言いますが、鍼灸院に来る患者さんで、トイレの近い人は意外と少ないものなのです。余裕があれば作る程度で結構です。